骨と関節のQ&A・用語辞典
質問
78歳の母が1ヶ月ほど前に腰の激痛を訴え、整形で「背中と腰(2ヶ所)の圧迫骨折」と診断を受けました。骨粗しょう症の治療薬・副甲状腺ホルモン(PTH)製剤の注射を始めて2週間経ちますが、腰の痛みは変わりません。長く座っていることができず、3分程度でも辛いようです。リウマチ治療でステロイドを長期服用しています。今後、治療薬の効果はあるのでしょうか。
答え
背骨の骨折は平均3〜4週間で繋がりますが、長期間のステロイド服用などで背骨が著しく弱くなり、大きく潰れた場合は骨折治癒まで2〜3週間遅れます。骨粗しょう症の治療薬を注射しても骨折が治るまでは腰の痛みが続きますので、もう少しの我慢です。副甲状腺ホルモン(PTH)製剤は重症の骨粗しょう症に対して処方され、確実に背骨の骨密度を増加させ、骨折を予防する働きがありますが、骨密度を増やす効果は3〜6か月後から現れ、2年間も治療を続ければ骨折しにくい背骨になります。
( 監修 / 林 泰史先生:原宿リハビリテーション病院 名誉院長 )
後援:日本骨粗鬆症学会 (C)yutakanahone-suishin-iinkai