骨と関節のQ&A・用語辞典
質問
からだの部分によって骨密度が違います。骨密度の低い部分の骨量を重点的に増やすことはできますか。
答え
ホルモンの分泌量や食事から摂取したカルシウムは全身均等に行き渡りますが、骨密度は体の部位によって低下の程度が異なります。要因は骨への負担の大きさによると考えられます。骨密度が高いのは右手使いのテニス選手では右腕、座位姿勢で腕に力を入れて演奏するピアニストでは両腕、脳卒中片麻痺患者さんでは麻痺のない側の上下肢ということが分かっています。
腰椎では体重の掛かり方が最も少ない第一腰椎は骨密度が低く骨折しやすくなっています。
腕や足であれば片方のみ運動することができますが、腰椎などは部分的に骨密度を増やすことはできません。適切な運動としては足を高く上げて大股で歩く、急ぎ足で沢山歩く、などです。これらの運動は腰椎に負担をかけつつ、腰の骨に付着している筋肉を太く・強く出来ますので骨密度は増えるものと考えられます。
( 監修 / 林 泰史先生:原宿リハビリテーション病院 名誉院長 )
後援:日本骨粗鬆症学会 (C)yutakanahone-suishin-iinkai