骨と関節のQ&A・用語辞典
質問
51歳女性です。骨量が少ないと言われておりますが牛乳を飲むと下痢になってしまいます。どのように牛乳を摂れば良いのでしょうか。
答え
51歳女性の方の質問ですが、50歳頃から55歳頃までの女性は骨量を著しく減らしますので、今より骨量を減らさないように相当頑張っていただきたいと考えます。そのためにはカルシウムの多い食事、適度な日光浴、そして運動からなる日常生活の3原則をしっかりと守っていただくことが大切です。
牛乳はカルシウムを多く含んでいる、腸管から体内へのカルシウムの吸収率が非常に高いといった特徴がありますが、質問されている方は牛乳中の乳糖を分解する酵素が欠乏した乳糖不対症に罹っておられるものと考えます。そのために牛乳を飲んで下痢をするのですが、それを治すためには温めた牛乳を1匙飲む、次の日は2匙飲む、といったようにして胃が乳糖を分解出来るように徐々に慣らしていく、またはコーヒーや紅茶に混ぜて牛乳を薄める、などの方法があります。このような工夫で約4分の3の方は牛乳を飲めるようになりますが、どうしてもお腹がゴロゴロと鳴ったり、不快感が続くといった頑固な乳糖不対症の人の場合は乳糖を分解した製品の牛乳もを入手することが可能です。またヨーグルトやチーズは乳糖が既に分解され、除かれていますので口にしても安心です。
( 監修 / 林 泰史先生:原宿リハビリテーション病院 名誉院長 )
後援:日本骨粗鬆症学会 (C)yutakanahone-suishin-iinkai