転倒・骨折・介護予防のために。転倒予防について

こんな人が転びやすい〜健脚度が弱い人〜

高齢者で転びやすい人の特徴がいろいろと分かってきました。太りぎみで、健脚度が弱く、動脈硬化の傾向がある方は転びやすいようです。
「健脚度」は聞き慣れない言葉かもしれません。これは健脚度:中高齢者向けの脚を中心とした移動能力の評価方法で、普段の生活に必要な足の力や体のバランス能力が保たれているかどうかなどの「生活体力」を調べる方法のことです。これらの動作を行うためには脚力の強さと自分の体重を支えて立ち移動するための平衡機能(からだのバランス)が必要です。
転びやすい人は健脚度が低いようです。しかし、訓練すれば、高齢者でも健脚度が向上することが分かっていますから、参考になさってください。

「歩く」=「10m全力歩行時間」(時間と平均歩幅)

横断歩道をわたる時のことを思い出してください。青信号から赤信号に変わる前に渡らなければなりません。その時にしっかり歩けないと間に合いません。

「またぐ」=「最大1歩幅」

駅のプラットホームから電車にまたいで乗ったり、歩いている途中で水溜まりや障害物をまたいでよけたりしなければならない場合があります。その時に余裕を持ってまたげないと転んでしまいます。

「昇って降りる」=「40cm踏み台昇降」

階段の昇り降りは日常においてもよく行う動作です。公共バスの1段目のステップは40cm程度で、手すりにつかまりながら高齢者が昇り降りするのを見かけます。高齢者にとって意外に40cmは高く、昇る時も降りる時も転倒には気を付けなければなりません。

転びやすい人は転ばない人に比べて、10m全力歩行が遅く、最大一歩幅が狭く、40cm踏み台昇降ができない人が明らかに多くなります。普段の生活の中で、しっかり歩くこと、またぐこと、昇って降りることができるかが、転びやすいかどうかの判断基準となるのです。
あなたは、いかがでしょうか。
協力:暮しの手帖社, 後援:日本骨粗鬆症学会 C yutakanahone-suishin-iinkai