転倒・骨折・介護予防のために。転倒予防について

転ばないためのからだづくり

「転倒・骨折」は寝たきりの第2位の原因とも言われており、寝たきりに至らなくても転倒・骨折による肉体的、精神的ダメージは大きいものです。そこで、骨を強くしようとカルシウムを摂取したり、とにかく「運動しなきゃ!」と必死になったりしていませんか?

骨折しないためには転ばないことがいちばんです。そこで、転ばないためのからだづくり=運動について具体的な方法をご紹介します。

「運動」というと特別なトレーニングやハードなスポーツと思いがちです。ここでは、日常生活のなかのなにげない動作(「歩く」「昇る」など)を意識的に行うことを習慣化し、実践する「運動」を提案しています。
まずは「からだづくり」の第一歩として、自分の「からだ」を知ることからはじめてください。日頃からご自分の今の体型と体力を知っておきたいものです。自分は転びやすいのか、自分の体力はどの程度か、を正しく理解せずに運動することは、危険でもあります。無理な運動が原因で「転倒⇒骨折」しては、何のための運動か分かりません。

ご自分の体を知ったうえで、無理なくできる運動を行ってみてください。例えば、いつもより少し多めに歩いてみる、朝起きたら背伸びや足腰を伸ばしてみる…これも立派な運動なのです。このように考えると「運動」は特別なことや辛くて苦しいことではないです。「楽しく体を動かすこと」であれば日常生活の中で習慣として継続することができます。
楽しく体を動かして、しかも転倒を予防でき、いつまでも健やかで実りある日々を過ごしたいですね。


( 監修 / 武藤芳照:日体大総合研究所 所長、東京大学 名誉教授 )
協力:暮しの手帖社, 後援:日本骨粗鬆症学会 C yutakanahone-suishin-iinkai