骨粗鬆症

骨を強くする食事で、骨折を予防しよう

骨の強度が低下して骨折しやすくなる病気を骨粗しょう症といいます。糖尿病の人は、糖尿病でない人よりも骨折しやすいことがわかっています。いきいきと自分らしく生きるために、毎日の食事で丈夫な骨づくりを心がけましょう。

糖尿病患者さんの骨量・骨質

一般的に骨量は20代でピークを迎え、年齢とともに減少しますが、骨量が若い人の70%未満まで減少すると骨折しやすくなり、骨粗しょう症と診断されます。1型糖尿病患者さんはもともとの骨量が少ないために骨折しやすくなっています。2型糖尿病患者さんは骨量の大幅な減少はみられませんが、骨の強度に関係する骨質が劣化することで骨折しやすくなると言われています。このように糖尿病患者さんは、骨量の減少だけでなく、骨質の劣化が影響して骨の強度が低下し、骨折しやすくなるのです。

骨質改善には緑の野菜

カルシウムとともに骨を構成しているのが、コラーゲンというタンパク質です。コラーゲンが規則正しく結びついていると骨が強くなり、結びつきが不均一になると骨の強度に関係する骨質の劣化が起こります。ビタミンCやビタミンB6、ビタミンB12、葉酸などのビタミンB群が不足すると骨質が劣化しやすくなりますので、毎日の食事で緑の野菜をとるように心がけましょう。

カルシウムとビタミンDで骨量維持

骨をつくる栄養素としてカルシウムはよく知られていますが、日本人のカルシウム摂取量は、どの年代も推奨量を大きく下回っています。骨量を維持するためには、カルシウムを多くとるだけでなく、カルシウムの吸収を助けるビタミンDをカルシウムと一緒にとることが大切です。

積極的に骨を強くする栄養を

糖尿病患者さんにとって毎日の食事管理はとても重要です。偏食、過食を避け、一日3食、規則正しくバランスのよい食事から適正なエネルギー量をとり、それを長く続ける必要があります。摂取エネルギーや特定の栄養素の過度な制限は、必要な栄養がとれなくなるばかりでなく、血糖コントロールにも影響します。丈夫な骨づくりのためには、魚や緑の野菜、乳製品を積極的にとるようにしましょう。

不足しがちなカルシウムですが、カルシウムを含むサプリメントを一度に大量にとると、血中のカルシウム濃度が上昇してしまうことがあります。骨粗しょう症のお薬を服用している場合には、特に注意が必要ですので、サプリメントの服用にあたっては、かかりつけ医と相談しましょう。

簡単、糖尿病患者さん向けおすすめレシピ

[ 1人分 ]
エネルギー 115kcal
カルシウム 216mg
ビタミンD 4.6μg
葉酸95μg

ビタミンC 34mg 脂質7.7g
炭水化物5.4g 食塩1.1g

材 料(2人分)

●水菜…100g ●大根…100g ●油揚げ…1/2枚 ●ちりめんじゃこ…大さじ3 ●白ごま…小さじ2

A ●サラダ油・水…各大さじ1/2 ●酢…小さじ1/2 ●しょうゆ…小さじ1 ●塩…少々

つくりかた

  1. 水菜は4センチ長さに切る。大根は4センチ長さに千切りにする。
  2. 油揚げはフライパンか焼き網で香ばしく焼いて縦半分に切り、1センチ幅に切る。
  3. フライパンに油小さじ1(分量外)を熱し、ちりめんじゃこをさっと炒めて取り出す。
  4. Aの調味料を混ぜ合わせてドレッシングをつくる。
  5. ボウルに水菜、大根、油揚げを入れて混ぜ合わせ、器に盛って4.のドレッシングをかけ、ちりめんじゃこ、白ごまを散らす。
(監修/上西 一弘 先生:女子栄養大学栄養生理学研究室 教授)
後援:日本骨粗鬆症学会 (C)yutakanahone-suishin-iinkai