関節痛〜ひざ・肩〜

筋肉づくりでロコモ予防

50代からはじまる筋肉減少・筋力低下

ロコモ(ロコモティブシンドローム:運動器症候群の略称)とは、年齢とともに筋肉、骨、軟骨などの運動器の機能が徐々に低下し、歩行や日常生活に支障をきたして要介護や介護になる危険の高い状態をいいます。介護というとまだ先のことのように思われているかもしれませんが、実は、40代、50代は私たちの身体で運動器に関連する変化が表れやすい年代です。とくに50代になると筋肉量が減少し、それに伴い筋力が低下します。年齢とともに筋肉量が減少するのは自然なことですが、加齢による著しい筋肉量の減少は「サルコペニア」といい、要介護の原因となる深刻な問題です。

サルコペニア予防はロコモ予防の第一歩

サルコペニアには多くの要因が関連していますが、その一つに低栄養があげられます。タンパク質不足により筋肉量が減少すると、筋力やバランス力が低下し、転倒しやすくなります。高齢者の転倒は骨折につながります。骨折しなかったとしても「また転ぶかもしれない」という不安や恐怖心から引きこもりがちになり、活動量が低下してしまいます。活動量が低下すると、筋肉量がさらに減少するという悪循環がおこります。このように高齢者のサルコペニアは、ロコモのきっかけとなります。言い換えれば、サルコペニアを予防することはロコモ予防の第一歩なのです。

高齢者の低栄養とロコモの関係
( 監修 / 大森 豪 先生:新潟医療福祉大学健康スポーツ学科 教授 )
後援:日本骨粗鬆症学会 (C)yutakanahone-suishin-iinkai