関節痛〜ひざ・肩〜

変形性ひざ関節症の早期受診で健康キープ!

関節を悪くして介護がはじまるー要支援の原因の第1位

実際に75歳以上の高齢者で介護が必要となった要支援者のうち3人に1人が「関節疾患」や「骨折・転倒」などの運動器障害が、要支援の原因となっています。中でも最も多いのは、変形性ひざ関節症などの関節疾患です(20%)。

どんなに元気な人にも、年齢を重ねれば運動器障害は少なからずやってきます。そこで、運動器に対する意識改革をして、健康維持のために知識をもち、予防策を実践することが大切です。


中高年以上の女性の多くは、変形性ひざ関節症

変形性ひざ関節症は、O脚、肥満の女性がなりやすく、患者数は年齢とともに増加しています。40歳以上の男女を対象とした最近の調査では、変形性ひざ関節症の女性は、自覚症状のない人も含めと1,670万人いて、これは40歳以上の女性の61.5%にあたります。

(吉村典子:ロコモティブシンドロームとメタボリックシンドローム 大規模コホート研究ROADプロジェクトより メディカル朝日2009 3月号)

メタボリックシンドローム

このように、女性にとって変形性ひざ関節症はだれもがかかる危険性のある病気です。それとともに、将来の介護の原因にもなりうる病気です。ひざの痛みや違和感があったら「年齢のせい」とあきらめずに、早めに整形外科専門医に相談しましょう。早期発見、治療はあなたの健康キープにつながります。

ロコチェック

バランス能力や筋力の低下によって転びやすいからだになっていないかをセルフチェックしましょう。

片脚立ちで靴下がはけない
家の中でつまずいたり滑ったりする
階段を上るのに手すりが必要である
横断歩道を青信号で渡りきれない
15分くらい続けて歩けない
2kg程度の買い物(1Lの牛乳パック2個程度)をして持ち帰るのが困難である
家の中のやや重い仕事(掃除機の使用、布団の上げ下ろしなど)が困難である
ロコチェックで1つでもあてはまる方は、日頃から運動器の健康に注意をはらったり、毎日少しずつでも歩いたり、体操したり予防を心がけましょう。すでに腰やひざなどに痛みを感じていたり、バランスがとれずに不安定で転倒が心配な方は、早期に整形外科専門医にみてもらいましょう。

( 監修 / 藤野圭司 先生:藤野整形外科医院 院長 )
後援:日本骨粗鬆症学会 (C)yutakanahone-suishin-iinkai